【妊活体験ブログ】妊活で男性ができること8つ
妊活や不妊治療を始めると、女性は基礎体温を測ったり、葉酸サプリを飲んだりと気を付けることがたくさん。
一方で、男性は何もしなくてよいの?
というとそうではありません。
アメリカで不妊治療をする中では、さすが男女同権の国ならでは。男性に求められることもたくさんありました。
今回の記事では、アラフォー夫婦が不妊治療をした体験から妊活で男性にできることを紹介していきます。
目次
妊活で男性にできること【止めること2つ】
アメリカで不妊治療をする前に、体調を整える必要があり、医師から健康とライフスタイルの推奨という紙をもらいました。
その中で禁止されていたものは
- タバコ(量にかかわらずNG)
- サウナや温浴など睾丸が熱にさらされるもの
の2つでした。
タバコは、医師曰く精子の運動率や濃度を下げる要因になるとのこと。
喫煙者は一日も早く禁煙をと言われました。
またサウナや温浴などは、ご存知の方も多いと思いますが、精子は大変熱に弱いもの。
そのため、日ごろのお風呂はシャワーで済ませ、妊活中はサウナや温浴は避けるようにとの指示がありました。
この熱に対する指示は、非常に強いもので、例えば座りっぱなしの仕事をしているような場合は、熱がこもらないように1時間に1回程度立ち上がるように指示がありました。
妊活で男性にできること【適量に抑えるもの2つ】
禁止ほどではありませんが、妊活中に男性が適量に抑える必要があるものとして医師から指示があったのは
- アルコール
- カフェイン
の2つでした。
医師曰く、過度のアルコールは精子の奇形や量の減少につながるのだとか。
男性の精子は毎日作られると言いますが、作られるには70日以上の期間が必要なため、直前だけ控えても…ということのようです。
適量ならばOKとのことですので、常識の範囲内で飲酒することが良さそうです。
また、カフェインも適量に抑えるようにと看護師から説明がありました。
カフェインは妊娠率を下げるのだそう。
1日3杯以上(カフェイン300mg以上)のコーヒーは飲まないようにという指示がありました。
妊活で男性にできること【ビタミンDの検査】
日本で不妊治療をしていた時は行いませんでしたが、アメリカで不妊治療を始めるとすぐにビタミンDの値の血液検査がありました。
医師曰く、ビタミンDが不足していると精子の質を下げることにつながるのだとか。
そのため、もしビタミンDが不足していたら、ビタミンDのサプリを3か月くらい摂取して、ビタミンDのレベルが適正になってから不妊治療をしなければなりませんでした。
私たちは普段から日に当たる生活をしていましたが、夫婦ともにこの検査で基準値以下。
すぐにビタミンDを摂取することを始めました。
ビタミンDの血液検査は、日本では保険外適用となりますが、自宅でできる検査もあるようです。
健康だと思っている方でも、不妊に悩んでいる方はもしかしたら意外なところに盲点があるかもしれません。
健康づくりにも役立ちますので、まだ受けたことがない方は受けてはいかがでしょうか。
ちなみに私たちは、ビタミンDの検査以降、夫は1日2000mgのビタミンDを3か月間、妻は1日5000mgのビタミンDを1か月間、その後2か月間は1日2000mgのビタミンDを摂取するように医師から指導されました。
今まで健康診断ではAかBだったので、まさかこんな状態になっているとは知らず二人ですぐにビタミンDを飲み始め、2か月くらいたったころにまさかの自然妊娠しました(詳細は以下の記事をごらんください)。
妊活で男性にできること【サプリを飲む】
そのほか、アメリカで不妊治療を始めた際に、男性にも飲むように指示があったサプリはコエンザイムQ10とオメガ3脂肪酸。
日本ではサプリメントでは亜鉛をとるようにと言われますが、亜鉛の指示はありませんでした。
たかがサプリと思いますが、私たち夫婦は不妊治療を始める前にサプリを約1-2か月アメリカの医師から言われた通りに飲んで、約2年間体外受精をしても妊娠しなかったのに、自然妊娠しました。
何が成功要因だったかは分かりませんが、生活で変えたのは、上記の禁止されたことを止め、適量に抑えるものを抑えて、サプリを飲んだだけでした。
私たち夫婦の中では、成功要因の一つにサプリは上げられるのかもと思っています。
アメリカで指示を受けたサプリの内容は↓の記事をご覧ください。
妊活で男性にできること【番外編 性病検査】
こちらは番外編ですが、もし心当たりのある方は、ぜひ一度性病検査を受けてみることをお勧めします。
特にクラミジアなどの性病は、卵管に癒着を起こしたりなど女性の不妊原因につながります。
本人に自覚症状がないこともあるので、少しでも心当たりがある方は、妊活を始める前に検査を受けてみることをお勧めします。
こうした性病はピンポン玉感染といって、片方が治療しても、片方に残っていて夫婦間でまた感染するといったこともあるそうです。
不妊治療クリニックに行くと、必ずこれらの検査は受けますが、クリニックに行かずに妊活を始める方は、一度検査を受けてみることをお勧めします。
ちなみに、私たち夫婦は妻側に過去に性病の既往歴(クラミジア感染)があり、これにより卵管が詰まっていることが不妊の原因と日本で不妊治療をしているときは医師から言われました。
過去の過ちをもちろん悔いました。
おりものがちょっとおかしいとか、症状はわずかにあったものの放置してしまった結果でした。
そのころはまさか子供ができなくなるなんて思ってもいなかったので、軽くとらえていましたが、もっと早く検査をしていればと思いました。
治療できるものがあれば一刻も早く治療して、取れる手段を考えていくことが必要です。
妊活で男性にできること【メンタル面への配慮】
最後に、アラフォー夫婦が不妊治療をしてきた体験談として、妊活で男性にできることとして女性へのメンタル面への配慮があると思います。
妊活は女性の排卵日に合わせて予定が立てられたりと、男性にとっては受け身になりがちですが、夫婦同じテンションで取り組んでいけると女性にとっては大変ありがたいことだと感じました。
特に妊活をしていて一番困るのが排卵日付近にタイミングを取れないこと。
こうしたことがないように、私たち夫婦はカレンダーアプリで予定を共有して「強化週間」という名を設けて、このあたりは2日から3日に1回はタイミングを取るようにお互いに言わずとも意識したものでした。
さらに妊活が不妊治療となると、薬を使うことによって、女性にとっても精神面がぐらぐら揺さぶられることは多々あります。
たとえ簡単に処方されるクロミッドですら、イライラしたりしました。
こういうのは、薬の影響だからしょうがないのです。
女性自身も自分で制御が効かなくなってしまうのです。
こうしたときに、真正面から男性がぶつかってくると、おさまりがつかなくなることもあります。
妊活の影響だなと思って、受止めてもらえると大変ありがたかったなと思いました。
妊活で男性にできること【まとめ】
以上が、アラフォー夫婦が不妊治療を体験した中で起こった妊活で男性にできることでした。
まとめると
- 禁煙する
- 温浴、サウナを控える
- アルコールは適量に
- カフェインは1日コーヒー3杯まで
- ビタミンDの検査をする
- コエンザイムQ10とオメガ3脂肪酸のサプリを飲み始める
- 性病検査をする
- 女性のメンタル面へ配慮する
の8つでした。
ぜひ、今日から始められることばかりだと思いますので、取り組んでみてください。
この記事がこれから妊活・不妊治療を始める方の参考になれば幸いです。