【妊活ブログ】高齢で出産することの心構え

妊活ブログ 高齢で出産することの心構え

39歳で妊活をして自然妊娠したのものの、その後の診察で押し寄せる様々な不安との葛藤について、
妊活ブログの一環として高齢妊活の体験談をお伝えしたいと思います。

妊娠はもはや諦めかかっていた

「子供がほしい」
と願って妊活をトライすること13周期。

体外受精にも2回もチャレンジして
妊活のタイミングで自然妊娠なんてするわけない
と思っていた矢先のこと

生理が1週間くらい遅れたから
「はいはい、また想像妊娠ねー」って思いながら、
まぁ妊娠検査薬1ドルだしと使ってみたところ陽性。

初めて妊娠検査薬の陽性ラインを見た時は、
嬉しさよりも
「まじか」
という驚きに似た感情を持ちました。

妊娠ってつらい…

さんざん妊活をして、夢にまで見た妊婦生活。
しかし、つわりは想像以上につらいものでした。

陽性反応が出てから約2か月の間。
ずーっと二日酔いのような状態。

気持ち悪くて、だるくて、お腹が痛くて、頭が痛い。
何も手につかず、ひたすらゴロゴロする毎日でした。
少し無理して出かけると、出血したりして心配になるし。
体力も落ちて疲れると、翌日につわりも辛くなる。

アラフォーになるまで、2回の婦人科系の手術で入院をしましたが、
それよりずっと辛いと感じました。

病気は薬を飲んだりすれば、良くなっていく感じがするもの。
つわりは、2か月うんうんと唸りながら、いつ良くなるか分からないもの。

たかがつわりと思っていましたが、こんなに辛いんだと身をもって感じました。
何人もお子さんがいるママたちほんとすごい!

新型出生前診断や遺伝子スクリーニング

つわりが治まってくると、婦人科の診察が押し寄せてきました。

私が住んでいるアメリカでは、妊婦検診は早くて8週から10週の間に受けられるもの。
それまでは、まだ早いと予約を入れてもらえません。

ここまでで流産したとしても、それは自然淘汰だったと考えるらしいです。
日本のように切迫流産とかで安静指示なんてないのです。
スパルタ。

さて、どうにかギリギリ10週に初めての検診を受けられたのもつかの間
ここからは日本と同じように、様々な先天性異常に関するスクリーニングを受けていくことになりました。

子どもが生まれるころにはすっかり40歳。
日本でも高齢出産で対象ですが、アメリカでは年齢にかかわらず受けられるのだとか。

受ける検査は全部で3つ
1つが血液検査と超音波検査でダウン症や18トリソミーの可能性などを調べるもの
2つ目が血液検査で新型出生前診断(NIPT)といって血液から染色体異常を調べるもの
3つめも血液検査で遺伝スクリーニングといって遺伝的な病気の可能性を調べるもの
でした。

このうち3つめの遺伝子スクリーニングは不妊治療をしていた時のもので代用可能。
その他二つの検査の体験記は、別記事でアップしていきます。

3つめの遺伝子スクリーニングに関するものはこちら↓

障害があった場合どうするか

私が妊娠したのは39歳。
39歳の妊婦からダウン症の子が生まれる可能性は約140分の1とのこと。
ダウン症のみならず、ほかの先天性異常も考慮すると、障害を持った子が生まれる可能性はもっと高くなるのだと思います。

ここまでさんざん不妊治療や妊活をして、卵子の老化
つまり、卵子の染色体異常を目の当たりにしてきたから、
「そうだろうな」
ということは理解できます。

さて、この記事を執筆している最中はまだ検査前。
もし検査の結果、お腹の子に高い確率で先天性異常があると言われたらどうしようかと悩んでいます。

ただ、今の気持ちとしては
「諦める」
と考えています。

卵子の染色体異常の割合についてはこちら↓の記事をご覧ください。

障害を持った子と家族を見て

私には妹がいて、甥が二人います。
そのうちの一人は、知的な障害がある自閉症です。

彼は、こだわりが強いことや、衝動的に何かをしてしまうことがあります。
何度か家からいなくなってしまったこともあり、近くに住む家族総出で近所を探し回ったこともありました。

もちろん血のつながった甥だから、とてもかわいいし、これからも健康に育ってほしいと心の底から願っています。
純粋なかわいい甥だから、できるだけ家族と長く暮らしてほしいとも思います。

しかし、何かトラブルがあるたびに怒りと悲しみに暮れる妹の顔や
不安に染まる家族の顔を見ていて、
私に妹と同じ役割ができるのかと思ってしまいます。

親が死んだあとは、兄弟としてもう一人の甥に負担がかかることも想像できます。
まだ小さい甥ですが、家族だからと、その重荷を彼が生まれながらに背負うのを見ているのは辛く
私も含めて家族はできるだけ財産を残してあげたいと思っています。

妹家族は助けてほしいとは言ってはいませんが、助けたいと思ってしまうのが家族です。
こうした現状がある中で、もう一人の障害を受け入れられる余地があるだろうかと自問したときに
「難しい」
というのが私の答えでした。

私は、技術が進歩した結果生み出された成果を享受したいと思います。

育児の余裕があるか不安

さて、難しい問いが続きましたが、高齢出産とはこうした不安を突きつけられるものなのです。
それが親になるということなのかもしれません。

そのほかの高齢での妊活の結果、不安となるものが、高齢での育児です。

二人目や三人目をアラフォーで授かった友人からも、年を取ってからの育児は辛いと聞きます。

3時間おきに起きて授乳なんてできるんだろうか。
子どもが夜鳴きしてもキレないでいられるだろうか。
そもそも、私自身が子供が成人するまで健康でいられるだろうか。
いやいなくてはいけない。
と不安は増すばかりなのです。

孤独から私欲を満たしてきた人生

周りの友人が20代、30代で子供を持ち、子育てに勤しむ中、
子育てに縁がなく、孤独から私欲を満たすことばかりをしてきた私。

周りの友人たちの主語が、「娘が」、「息子が」、と変化していく中で
変わらずも「私が」、という主語を使い続けてきたこの十何年。

だって仕方がない。子供がいないのだもの。
朝から晩まで働いて
好きなように外食して
飲み歩いて
映画に行って

こんな当たり前を数十年も続けてきて、
中年になって新たな生活ができるのかと
ただただ不安を感じる毎日です。

私の母のように朝5時とかに起きて、子供のためにお弁当を作ってとか
老体にできるだろうか
コンビニ弁当じゃだめなの
と思ってしまいます。

子供が生まれれば、ちゃんと私は変われるんだろうか。

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【妊活ブログ】高齢で出産することの心構えまとめ

以上が、私が高齢で出産することの不安でした。
心構えはまったくできていないことに気がつきました。

まとめると

  • 妊娠の辛さを受け入れよう
  • 障害を持って子供が生まれてくる可能性があることを理解しよう
  • 育児に体力が必要なことを想定しよう

この3つになります。
子供が生まれれば、「なるようになる」のかもしれません。

未来の私が取り越し苦労だったと言っていることを願います。




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