【妊活体験ブログ】39歳・卵管閉塞でも自然妊娠したはなし

左側卵管閉塞、右側の卵管やや閉塞と診断がついたのが約1年前。
そこからタイミング法3回、体外受精(採卵1回、移植2回)をしても妊娠検査薬でかすりもせず。
もう一度体外受精をしようと考えていたときに、39歳にて閉塞していたはずの左側の卵管から自然妊娠をしたときのことと考えられる成功要因を記録までに綴っておきたいと思います。
目次
卵管造影検査の効果を期待!
私が不妊治療を始めたのは、結婚してすぐに検査だけでもと不妊治療専門クリニックで受けた検査の結果が悪かったからでした。
当時は38歳。
過去に、性病(クラミジア)を経験した以外、特に自覚はなく、生理も正常。
しかし、年齢もアラフォーだしということで治療が必要ならばと不妊治療専門クリニックの門戸を叩いたことがきっかけでした。
検査の中で特に期待していたのは卵管造影検査。
卵管造影検査は、卵管に造影剤を流す検査のため、もし簡単な詰まりがあったりしたら取れるとのこと。
そして、卵管造影検査から6か月間はゴールデン期間といって、妊娠しやすい検査だとのこと。
同い年の友達も卵管造影検査をしてから2か月で妊娠したし、
友達の奥さんも、卵管造影検査をしたときに、ピキピキって音がして、それから3か月後に妊娠したとのこと。
こりゃ、やるっきゃないっしょ!
とウキウキ気分で受診したのでした。
卵管造影検査の結果に落胆
しかし、問診を進める中で、過去にクラミジア感染をしていると、卵管が詰まっている確率が非常に高いとのこと。
確かに、卵管造影検査をすると、6か月くらいは妊娠する確率が上がりますが、
あなたの場合は、期待しないでください!
と看護師の方に検査前にきっぱりと言われてしまいました。
そして、卵管造影検査を迎えると、想像以上の激痛!
卵管が詰まっていることがあると痛いと聞いていましたが、明らかに詰まっているだろうという痛みが襲いました。
何やら造影剤が子宮の中に送りこまれている映像がモニターで確認できますが、明らかに片方は通っていない。
片方は、卵管らしきものが映っていましたが、その後の腹腔内での造影剤の広がりから、卵管の先に癒着があるだろうと言われました。
痛みに耐えた後に満身創痍で受けた診察では
左側卵管:完全閉塞
右側卵管:一部閉塞(卵管の先に閉塞があり、おそらく卵巣から卵子をキャッチできていない)
と言われました。
それまでは健康だと思っていたのに、ただただ落ち込み帰宅しました。
体外受精に踏み出せずにタイミング法に挑戦
卵管造影検査の後、医師からはすぐに体外受精を勧められました。
今年から助成金の収入制限もなくなったし、やるなら早いほうが良いと。
片方の卵管に閉塞がある場合、自然妊娠する確率は非常に少ないと。
体外受精をするなら少しでも若いうちが良いと。
しかし、倫理観というよりも経済的理由から体外受精は選択したくなかったため、
片方が通っているならばと、自然に近いタイミング法を3周期やってみたのでした。
しかし、排卵誘発剤や卵胞を育てる注射を打っても、タイミング法では妊娠せず。
諦めて、体外受精に舵を切ったのでした。
体外受精では2回の移植に挑戦するも…
体外受精では、採卵もスムーズに進み、胚盤胞も4つできて、移植さえすれば妊娠すると思っていました。
胚盤胞も4AAととてもグレードのいいものを2回も移植することができたのです。
しかし、2回の移植とも妊娠判定でかすることもなく失敗。
私には、妊娠判定薬の線を見る日なんてこないのかな。と
海外駐在をきっかけに不妊治療を中断したのでした。
自己流のタイミング法5回目で妊娠
海外で不妊治療をするのは金銭的に無理で、代わりに犬でも飼ってくらそうかと思っていた矢先、
会社の補助内容が変わり、不妊治療ができそうな見込みが出てきました。
また不妊治療を受けられるので、タイミングを合わせるあまりギスギスした夫婦生活を持つ必要もなくなりました。
そのため、タイミングを狙うこともなく定例となっている週1回の夫婦生活をしたところ、
結果的にその性交で妊娠しました。
これだけ不妊治療をしても授からず、タイミングを取っても授からなかったのに、こんなことってあるんだなと思った次第でした。
考えられる成功要因1 サプリメントが功を奏した?
しかし、何もしていなかったと言うとそうでもないので、何が成功要因だったのか少し考えてみました。
これから不妊治療を始めるため、不妊治療クリニックからはサプリメントの服用指示が出ていました。
日本で飲む量とは比較にならない位の量のサプリメントです。
私たちは、コエンザイムQ10、オメガ酸脂肪酸を約1か月前から飲み始めていました。
コエンザイムQ10はUbiquinolを
アラフォー嫁は1日2回、400mg服用
アラフォー夫は1日2回、200mg服用
オメガ酸脂肪酸は
アラフォー嫁は1日1回、1000mg服用
アラフォー夫は1日1回、500mg服用
そして、不妊治療を始める前の血液検査で、夫と私ともにビタミンDの値が基準値30.00ng/ml以上のところ
アラフォー嫁 11.87ng/ml
アラフォー夫 21.1ng/ml
と低かったので、病院の指示のもと
アラフォー嫁は 1日1回、5000IUのビタミンDを
アラフォー夫は 1日1回、2000IUのビタミンDを取り始めていました。
不妊治療をしても、授からなかったのに、何もしないで39歳で自然妊娠できるとは、このサプリメントが効いたのかなと思ってしましました。
不妊治療で勧められたサプリはこちらに記事をまとめましたので、詳しくは↓をご覧ください。
考えられる成功要因2 シャワー生活が功を奏した?
そのほか考えられる成功要因としては、温浴をしていなかったことが挙げられます。
海外に来てからお風呂につかることが難しくなり、2-3か月は温浴していませんでした。
これも、一つの成功要因として挙げられるかもしれません。
ちなみにアメリカの不妊治療では男女ともに温浴は禁止されます(詳しくは↓をご覧ください)
妊娠した周期でいつもと違ったこと
妊娠した周期で感じられたいつもと違ったことは一つだけあります。
それは、性交後に卵管造影検査の時と似たような下腹部痛を感じたこと。
きゅーっとした痛みが2-3時間あったことを記憶しています。
いつもだったらなんでもないのに、それのせいでよく眠れませんでした。
今思ってみれは、精子が狭い卵管を進んでいっている痛みだったのかもしれません。
生理予定日付近のいつもと違ったこと
生理予定日付近では、下腹部にずんとした重だるい痛みがありました。
生理痛なんて普段はないタイプだったので、更年期の始まりかしらと思っていました。
また次の周期から不妊治療を始めるため、生理が来たら病院に連絡する必要があったのですが
生理予定日に、うっすらとトイレットペーパーに血が付いたものの、生理が3日たっても始まらないという事態がありました。
しかし、何度も、「着床出血?」と思いきや、裏切られることを繰り返していたため、もはや期待すらしていませんでした。
妊娠判明
普段は規則的な生理が1週間も遅れ、市販の妊娠検査薬で尿検査をしてみたところ「陽性」
人生で初めて陽性ラインを目にしました。
そして2週間後に不妊治療クリニックを受診。
そこでの経膣エコーで胎嚢、胎芽、心拍を確認できたのでした。
驚いたのは、排卵したのは卵管が閉塞していると診断されていた左側だったということ。
経膣エコーで卵巣を見たところ、左側に排卵の後があるとのこと。
閉塞していたのに、自然妊娠することもあるのだと言うことを知りました。

卵管閉塞でも自然妊娠したはなし まとめ
以上が、私が卵管閉塞と診断されたにも関わらず、閉塞していると言われた側の卵管から排卵したときに、自然妊娠した経過のまとめでした。
さんざん不妊治療をしてきたので、何が良かったのかはもはや分かりません。
ただ卵管造影検査で卵管が閉塞していても自然妊娠の可能性はゼロではないということが分かりました。
私のように経済的な理由から体外受精に進めない方は、例えばサプリメントを取ってみる等、できることを始めてみるのも良いのかもしれません。
この記事がこれから不妊治療を始める方の少しでも参考になれば幸いです。
