【妊活体験ブログ】アメリカの不妊治療で使ったサプリ10種を公開!

2022年4月8日

アメリカはサプリメント大国。
スーパーマーケットなどでも非常にたくさんのサプリが簡単に手に入ります。

そのため、アメリカで不妊治療をする際、ビタミンカクテルといって、医師からサプリメント服用の指示が出ることもあります。

この記事では、イチアラフォー夫婦がアメリカで不妊治療をする際に、病院から服用の指示があったサプリメントについてご紹介していきます。

目次

ビタミンカクテルって何?

アメリカで不妊治療を開始した当初、看護師からビタミンカクテルなるものが渡されました。
日本で不妊治療をしていたときは、こういったものはもらったことがなかったので、驚きました。

さすがサプリメント大国、アメリカ。
しかも一種類や二種類ではなくて、全部で10種類!

これを全部飲む必要があるのか?

と思いましたが、

全部飲む必要はないわよ。これは不妊治療で使うサプリメント一般であなたが飲むのは4種類。

とのことでした。
なら、なぜ10種類も渡すのか?
と思いますが、検査結果などに応じてプラスしていくこともあるためだからだそうです。

実際に私たちも、最初の指示では3種類でしたが、検査結果が出て1種類サプリの服用が追加されました。
しかも驚いたことに、サプリが追加されてから3か月後にもう一度、検査して状況を確認するとのこと。
それが、終わるまでは体外受精に進んでいけないのです。
さすが、成功率を重視するアメリカの不妊治療。
少しでも成功率が下がるような移植は行わないようでした。

日本ではサプリメントの地位は低いですが、アメリカでは生活習慣を見直すみたいな意味でとても重要なもののようです。

もちろんサプリは女性だけじゃなくて、男性用もあります。
男女そろってちゃんと(サプリメントで)体質改善してねということのようです。
先生曰く、サプリを飲み始めてから効果が出るまでには2-3か月かかるということ。
体外受精をすると決めたら一日でも早く飲み始めるように指示がありました。

アメリカの不妊治療で服用指示を受けたサプリ1つめ~葉酸~(女性)

アメリカで不妊治療を始めて医師から服用するように指示を受けたサプリの一つ目は葉酸でした。

不妊治療のみならず、妊活をしている方にはおなじみのサプリメントですね。
女性は、ASAP(as soon as possible)で飲むように指示がありました。

葉酸は英語では、prenatal vitamins(妊娠前のビタミン)といいます。
葉酸は、妊娠前から取り始めることで、二分脊椎症などの発症リスクを下げることができるとのことでした。

ボトルに指示されているように1日1回、女性が飲むように指示がありました。

アメリカの不妊治療で服用指示を受けたサプリ2つめ~コエンザイムQ10~(女性)

次にアメリカで不妊治療を始めて医師から服用の指示を受けたサプリメントはコエンザイムQ10でした。
こちらも、私はASAP(as soon as possible)で飲むように指示がありました。

医師から説明を受けたことによると、コエンザイムQ10は抗酸化物質で、卵子の質を改善し、染色体の分裂を改善する効果があると言われているそうです。
そのため、私(女性)は、コエンザイムQ10を400mg、1日2回服用するように医師から指示がありました。

私は日本で体外受精をした際に、胚盤胞の移植で2回失敗していました。
この状況を、初診時に医師に説明したところ、移植して着床しない理由は、卵子の老化による染色体異常の可能性がとても高いとのことでした。

アメリカでは、胚移植前に受精卵の染色体異常を調べる検査が一般的なのだそうですが、この検査で染色体が正常である割合は38歳で50%、39歳で43%、40歳で37%なんだそう。
医師曰く、染色体に異常のある受精卵は、

  • 受精しない
  • 受精しても着床しない
  • 着床して流産してしまう

のだそうです。
だからこそ、一日でも早く不妊治療を始めたほうがいいのですが、年齢を重ねてしまった後は、コエンザイムQ10を取ることで、老化の影響を最小限にしていくことを目指すのだということでした。

ちなみに「染色体の分裂を改善する効果」とは減数分裂を改善する効果だそうです。
卵子は、排卵前は46本の染色体を持っていますが、排卵が近づくと減数分裂といって染色体を23本、つまり半分にする分裂が行われます。

しかし、年齢を重ねていると、この減数分裂の際にうまく半分に分裂できないという状況が起きます。
うまく減数分裂ができなかった卵子は染色体異常となってしまうのだそうです。

こうした状況を防ぐためにも、これから体外受精を希望しているならば、一日も早く、コエンザイムQ10を飲むように勧められました。

ちなみに、コエンザイムQ10には2種類あるとご存知でしたか?
Ubiquinol」と「Ubiquinone」というものがあります。
アメリカの医師から指定されて指示があったのはUbiquinolのほう。
こちらのほうが効果が高いとのことで、Ubiquinolを飲むように指示がありました。
少々お値段ははりますが、せっかく飲むなら効果が高いほうを飲んだほうがいいですよね。

アメリカの不妊治療で服用指示を受けたサプリ3つめ~コエンザイムQ10~(男性)

コエンザイムQ10というと、女性が美容のために飲むサプリというイメージが高いものです。
しかし、アメリカの不妊治療では男性にもコエンザイムQ10の服用指示がありました

女性と同じ?
と思いましたが、服用指示を受けた量が少し異なっており
女性は400mgを1日2回ですが、男性は半分量の200mgを1日2回摂るように指示がありました。
もちろん、こちらもUbiquinolの指定付です。

男性が、コエンザイムQ10を摂る理由は、医師曰く、コエンザイムQ10に含まれる抗酸化物質が精子の数を増やすのに効果があるといわれているからだそうです。

夫婦二人でコエンザイムQ10を摂るのに、別々に買うと出費がかさむので、私たちはコエンザイムQ10が200mg配合されているサプリメントを購入して、男性は1回1錠、女性は1回2錠と摂っていくこととしました。

アメリカの不妊治療で服用指示を受けたサプリ4つめ~オメガ3脂肪酸~(女性)

アメリカで不妊治療を始めてから医師から服用するように指示があったのは、オメガ3脂肪酸でした。
こちらを服用する理由は、老化を少しでも遅らすためと医師から説明を受けました。
老化は日々迫っているので、こちらの服用もASAP(as soon as possible)で開始するようにとのことでした。

病院から渡された紙には、オメガ3脂肪酸は、
魚の油から出来ているDHAは、生殖機能の健康、インスリンレベル、心臓、脳の状態を健康な状態にするのに役立ちます。またEFA(必須脂肪酸)には体全体の炎症を軽減する働きがあります。
と書かれていました。

こちらの服用量は1000mgを1日1回摂るように指示がありました。
アメリカは、驚くほど魚が手に入らないものです。
そのため、なかなか食事から摂るのは難しいので、サプリメントが本当に便利でした。

アメリカの不妊治療で服用指示を受けたサプリ5つめ~オメガ3脂肪酸~(男性)

女性にも服用指示があったがあるオメガ3脂肪酸ですが、医師から渡されたビタミンカクテルには、男性もオメガ3脂肪酸を服用するように指示がありました。
服用量は、女性と同じ1000mgを1日1回です。

オメガ3脂肪酸を飲む理由は、医師から説明を受けたところによると、女性と同様の効能があるほかに、精子の数、運動性、形態を強化する働きがあり、精子の質を改善するのに役立つのだそうです。

男女ともに同じ量の服用なので、大きなものを買って夫婦でシェアすることができました。

アメリカの不妊治療で服用指示を受けたサプリ6つめ~ビタミンD~(女性)

アメリカで不妊治療を始めて、医師との面談の後に、血液検査をしました。
その血液検査で、ビタミンDのレベルを確認するのですが、30ng/ml以上あったほうが良い、ビタミンDの値が11.87ng/mlだったので、ビタミンDの服用指示がありました。

この服用指示が一番厳格で5000IUを1日1回8週間、その後は2000IUを1日1回4週間摂るように指示がありました。
この12週間を終えて血液検査をして結果を見ないと、次の治療に進んでくれないとのことでした。

ちなみに日本で不妊治療をしていた時も、ビタミンDは服用の指示が病院からありました。
その指示があったのは、体外受精の胚移植をした後のことで、ビタミンDは着床を助ける働きがあるので、鮭やきのこを食べるように指示がありました。

その時は、血液検査もしておらず、またどれくらい摂ったらよいかの指示もなかったので1000IUを1日1回飲んでいましたが、全然足りていなかったのかもしれません。

ちなみに、アメリカではきのこが日本と比べてめちゃくちゃ高いです。
日本で100円ちょっとで買えるのに、アメリカでは300円以上します。
なので、アメリカに来てからきのこを食べていなかったせいかもしれませんが、こんなことになっていたとはつゆ知らずでした。

アメリカの不妊治療で服用指示を受けたサプリ7つめ~ビタミンD~(男性)

一方で、男性もアメリカで不妊治療を始めた際にビタミンDのレベルを調べる血液検査をしました。
その血液検査で、夫も30ng/ml以上あったほうが良いビタミンDの値が21.1ng/mlでしたので、ビタミンDを8週間2000IUを1日1回摂るように指示がありました。

夫も、8週間後に再検査をしてビタミンDの値に異常がないことを確認できないと、体外受精には進んでいけないとのことでした。

病院から渡された紙によると、ビタミンDには精子の質を改善する可能性があるとのことです。

夫婦そろってビタミンDの摂取指示がでましたので、大量のビタミンDをAmazonで買いこみ、医師に言われた通りに摂取していきました。 

検査結果に応じて服用指示の可能性があるサプリ~Lアルギニン~(女性)

さて、ここからは検査結果に応じて摂るように指示があったサプリメントになります。
私たちのアメリカでの不妊治療では服用指示はありませんでしたが、サプリと効用の紙を病院からもらったので、ご紹介していきます。

一つめはLアルギニンです。
こちらは、医師から指示があった場合は1000mgを1日2回摂るように指示がありました。

Lアルギニンを摂る理由は、病院から渡された紙によると
Lアルギニンは、細胞分裂や免疫機能、ホルモンの放出を助けるアミノ酸で、子宮内膜を厚くしたりする効果があるとのこと。
また、体外受精で失敗したことがある女性の妊娠の可能性を高める効果がみられる
とのことでした。

日本でもLアルギニンは、運動前に摂ることで疲労回復に役立つということで、よく飲まれていますよね。
私は、アラフォーで、子供もいないのに、日々を生きていくだけで夜にはぐったりな毎日なので、妊活にかかわらず摂ってみてもいいのかなと思った次第でした。

検査結果に応じて服用指示の可能性があるサプリ~Lカルニチン~(男性)

女性には必要に応じてLアルギニンの服用指示がありますが、男性は医師から指示があった場合は、Lカルニチンというサプリを1日1回500mg摂るようにとの指示がありました。

Lカルニチンを摂る理由は、病院から渡された紙によると
イタリアの研究によると、1日2グラムのLカルニチンを3か月摂りつづけたところ、精子の数と運動性が劇的に改善したのだ。ということでした。

日本では、Lカルニチンは、脂肪燃焼系のダイエットに効くサプリとしてなじみがあるようですが、まさか、そんな効果もあるのだとは知りませんでした。

妊活は置いておいて、最近ぽっこりお腹が目立つ方は、ダイエットついでに生活に取り入れてみてもいいかもしれません。

検査結果に応じて服用指示の可能性があるサプリ~ビタミンE~(女性)

病院から渡されたビタミンカクテルでは、医師から指示があった場合は、ビタミンE400IU、1日1回摂取するようにと記載がありました。

病院から渡された紙によると、ビタミンEは脂溶性ビタミンで、抗酸化作用があるとのこと。
また、眼や生殖機能、血液、脳、皮膚の健康に重要な栄養素なんだそうです。
他にもフリーラジカルの伝播を防ぎ、細胞膜の損傷を防ぐ効果もあるとのことでした。

400IUって何?と思いましたが、これはビタミンの国際単位だそうです。
ビタミンEは1IUで1mgなので、400mg摂っておけばいいわけですね。
こういうものを、英語でさらっと渡されると、調べるのにいちいち時間がかかって不自由したものでした。

検査結果に応じて服用指示の可能性があるサプリ~ビタミンE~(男性)

女性のビタミンカクテルにも挙がっていたビタミンEですが、同様に男性のビタミンカクテルにも、医師から指示があった場合は、ビタミンE400IU、1日1回摂取するようにと記載がありました。

病院から渡された紙によると、フリーラジカルを防いで、細胞膜の損傷を防ぐ機能は同様ですが、男性にはさらに嬉しい効果があるとか。
いくつかの研究によってビタミンEが精子の能力を2.5倍に高める効果あるという結果が示されているそうです。
また2つの研究によると、不妊に悩む男性において、ビタミンEを摂取すると妊娠する割合が増加したそうです。

こちらも手軽に取れるビタミンですし、妊活に関係なくとも生活に取り入れてもよさそうなサプリだなと感じました。

ちなみに食べ物がから、ビタミンEを摂ろうとするとなかなか大変です。
ツナ缶などにもビタミンEは含まれているそうですが、100gあたりの含有量は8.3mg。
ツナ缶は100gも入っていないことが多いので、サプリで手っ取り早く補給してもよさそうです。

検査結果に応じて服用指示の可能性があるサプリ~ビタミンC~(女性)

ビタミンEに続いて、病院から渡されたビタミンカクテルでは、医師から指示があった場合は、ビタミンC500m、1日1回摂取するようにと記載がありました。

ビタミンCといえば、酸っぱいイメージがあるのは私だけでしょうか。
レモンやグレープフルーツなどにも含まれています。

病院から渡された紙によるとビタミンCは、骨や血管、軟骨、筋肉、コラーゲンを形成するために必要な栄養素で非常に高い抗酸化作用があるとともに、フリーラジカルを防ぐ効果があるとのことでした。
また、天然の抗ヒスタミン剤としても効果があるそうで、アレルギー症状も抑える効果があるそうです。

こうした理由から、医師から指示があった場合は、ビタミンCの摂取をするようにとのことでした。
ちなみに、アメリカでの不妊治療中は抗ヒスタミン剤を摂ることを禁止されます。
抗ヒスタミン剤は、市販薬ではアレグラ等に含まれているそうです。
花粉症がある人などは、ビタミンCで頑張って乗り切るしかないのかもしれません。

検査結果に応じて服用指示の可能性があるサプリ~ビタミンC~(男性)

女性のビタミンカクテルにも挙がっていたビタミンCですが、同様に男性のビタミンカクテルにも医師から指示があった際は、ビタミンCを1日1回500mg摂取するようにとの記載がありました。

ビタミンCを摂取する理由ですが、病院から渡された紙によると
ビタミンCは、私たちを取り巻く環境汚染と戦うのを助けてくれる機能があるとのこと。
特に農薬は精子数の減少を引き起こすことが示されています。
ビタミンCは精子において91%、DNAの損傷を減らす効果があると示されています。
凝集や異常を減らすことも示されています。
他にも、2つの研究によると、初めの1週で精子数を112-140%増やす効果があると示されているとのことでした。

私のつたない英語では、この程度しか理解ができませんでしたが、こうした理由から医師から指示があった場合は、摂取するようにとのことでした。

検査結果に応じて服用指示の可能性があるサプリ~アサイーベリー~(男女ともに)

続いてアメリカの不妊治療のビタミンカクテルで医師から指示がった場合は摂取するように指示があったサプリはアサイーベリーでした。
医師から指示があった場合は、女性、男性ともに500mgを1日2回摂るようにとのことでした。

病院から渡された紙によるとアサイーベリーは、強力な抗酸化物質なんだとか。
老化と戦うために、医師から指示があれば摂る必要があるようでした。

アサイーといえば、ハワイなんかで食べられる南国フルーツというイメージがありましたが、体に強力にいいものなんですね。
不妊治療は、子供を授かるために、体には良さそうではない薬なども使って治療が行われていきますので、このように自分の体にいいものを取っていけるのは、治療の中でも楽しいものかなと思いました。

検査結果に応じて服用指示の可能性があるサプリ~ミオイノシトール~(女性)

加えて医師から指示があった場合で、女性に服用指示があったのはミオイノシトールでした。

病院から渡された紙によると、ミオイノシトールはビタミンB類の類似物質で、体重を減らしたり、善玉コレステロールを増やしたりする効果があるとのことです。
また、インスリン抵抗性とアンドロゲン過剰症を減らすことで多嚢胞性卵巣症候群を改善する効果もあるとのことでした。

医師から指示があった場合は、2000mgを1日2回、計4000mgを一日に摂るようにとのことでした。



アメリカの不妊治療で使うサプリ(まとめ)

非常に長くなりましたが、以上がアメリカの不妊治療のビタミンカクテルに上がっていたサプリメント一覧になります。
下表に簡単にまとめてみました

私はこのうちのいくつかを飲みましたが、毎日すごい数のカプセルを飲んでいました。
アメリカのサプリは粒も大きく、インパクト大でした。

これは私の体験談ですが、アメリカの不妊治療で飲むサプリの摂取量は日本よりもだいぶ多いイメージがありました。
アメリカではがっつりと飲むので、なんとなく効果があるような、そんな気持ちにさせられました。
日本で飲むサプリメントは健康増進が目的なので、アメリカよりもだいぶ少ないのかもしれません。

サプリ女性男性
葉酸ボトルに指示のある通り×
コエンザイムQ10
Ubiquinol
400mg 1日2回200mg 1日2回
オメガ3脂肪酸1000mg 1日1回1000mg 1日1回
Lアルギニン1000mg 1日2回×
Lカルニチン×500mg 1日1回
ビタミンD5000IU 1日1回 8週間
2000IU 1日1回 4週間
2000IU 1日1回 12週間
ビタミンE400IU 1日1回400IU 1日1回
ビタミンC500mg 1日1回500mg 1日1回
アサイーベリー500mg 1日2回500mg 1日2回
ミオイノシトール2000mg 1日2回×


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