【不妊治療体験ブログ】不妊治療の検査って?(徹底解説)

2022年4月8日

不妊治療を開始すると、避けて通れないのが検査。
不妊の原因を明らかにするために必要なのだけど、たくさんありすぎてよく分からない。

一体、何について調べているの?
痛いって聞くけど、大丈夫なの?!
一つ一つに不安になります。

そこで、これから不妊治療を始める方のために、アラフォー夫婦が経験した不妊治療の検査の内容をご紹介します。

まずは問診票から

不妊治療のクリニックではじめどんなことをしたの?

最初は問診表のようなものを埋めていったよ。

不妊治療に限らずですが、初診時は問診表を埋めていくこととなります。
問診表には、身長、体重、最終生理日、手術歴、病歴などの基礎的な項目に加えて
結婚歴や家族構成、不妊期間などの情報
それから職業や家庭状況などの生活に関する項目などを記入する必要がありました。

不妊治療をしていないときは、
「最後の生理いつだっけ?」
となりがちですが、これはとても重要な情報なので、事前にしっかり確認しておきましょう。

また、私の行ったクリニックでは初診の問診票で、不妊治療でどんな治療を望むかという設問があり
 タイミング法・AIH・IVF・ICSI
という表記がありました。

そのころは、いったいなんのことやら?と戸惑いましたが、
AIHは人工受精、IVFは体外受精、ICSIは体外受精をする上で顕微授精を選択することを言うのだそうです。
このように不妊治療をしていると、当たり前のように専門用語が飛び交うことがあります。

不妊治療で基礎体温表って必要?

不妊治療で基礎体温表は絶対必要だった?

私は最初はつけていなかったけど
次からつけてきてくださいね
と言われただけだったよ。

不妊治療のクリニックの初診時に「基礎体温表を持ってきてください。」と言われることもしばしばあります。
しかし、「子供は欲しいけど、基礎体温なんてつけてないし。」という方もいると思います。

私もまともな基礎体温表がなくて(つけたりつけなかったり)、
基礎体温表が出来てなきゃ受診できないの?!と焦りました。

しかし、受付でそのように伝えると
「これからつけてくださいね~」
と言われただけで終わりました。

以前、銀座で有名と言われている別な婦人科のクリニックに不妊治療ではなくて通った時は、
基礎体温表がなきゃ話にならない
みたいに吐き捨てるようなあしらわれ方をしたことがありますが、
不妊治療は時間との闘いと言われていますので、
基礎体温表がなくても、まずは不妊クリニックの門戸を叩いてみるほうがよさそうです。

ちなみに、ご存知の方も多いと思いますが基礎体温表とは
毎朝起きたばかりで、運動する前(起き上がる前)の体温を測って日次の表にしたものです。
基礎体温表をつけることで事後的にちゃんと排卵が起きているかなどが分かるのだそうです。

小数点第二位まである体温計で測るのが一般的で、舌下(舌の下)に入れて測ります。
「なんだ、体温を毎日測るだけか、簡単!」
と思うかもしれません。

しかし、妊活を始めて慣れるまでは測るのがけっこうな負担になることもあります。
私のような小心者は、体温を測り忘れないように気にしすぎるあまり体温を測って時計を見たら深夜2時だったことも。
気になりすぎてうまく眠れないという、なんとも小心者な…
深夜なのに朝だと勘違いしたのです。

しかし、寝ぼけるにも理由があるのです。
というのも、基礎体温は、体温計の種類によりますが、実測式の場合は5分くらい口の中に入れて測ります。
これがまためんどくさい。
二度寝してうまく測れなかったことも多々ありました。

基礎体温ごときにストレスを感じていては話にならないと、計測時間が短いものを買ってからは
わりと安眠できるようになりました。

基礎体温は、継続して測ることが大事なようです。
少々値が張っても便利で使いやすいものを選ぶのが良いと感じました。

不妊治療の検査にはどれくらいの時間がかかるの?

たとえすぐに不妊治療を開始したい場合でも、まずは検査が必要になります。
特に女性は生理周期によって、受けられる検査が変わってくるので、
検査のために通院する回数が増えてしまいます。

下表が、私が説明を受けた検査を受けられる時期です。

私は5つの検査が必要と言われて、これを終えるために3回通院が必要でした。
生理の期間などに人によってはもっと通院回数が増える方もいるかと思います。

ちなみに、子宮卵管造影検査は、おりもの検査(クラミジア検査)が終わっていないとできないと聞きました。
なぜなら、クラミジアに感染していると、卵管造影検査でそれをお腹の中に広げることになってしまうからだそう。

このように初診時にできない検査も多いので、少しでも通院回数を減らしたい方は、
クリニックに問い合わせをして、初診日にできる検査を聞いてみて通院日を調整してもいいかもしれません。

おりもの検査って何?

私が初診時に検査したものの一つにおりもの検査がありました。
これで、クラミジアという細菌に感染していないかを調べるのだそうです。

クラミジアは性感染症の一つですが、自覚症状がないことも多いそうです。
これに感染すると、感染が膣から子宮、卵管、骨盤へと広がり、炎症が起きます。
その結果として、卵管や卵管采に癒着が起き、不妊の原因になるそうです。

もし、感染していたら、抗生物質を飲んで菌を殺す治療を受ける必要があります。
そのため、最初にこの検査が必要になると聞きました。



血液検査では何を調べるの?(低温期の血液検査)

私は初診時に血液検査もしてもらうことができました。
しかし、不妊治療の検査の血液検査は、基礎体温が高温期と低温期の二回に分けてする必要があります。

私の初診時は、ちょうど低温期だったので、
・FSH(卵胞刺激ホルモン)
・LH(黄体形成ホルモン)
・E2(卵胞ホルモン)
・PRL(プロラクチン)
というホルモンを検査しました。

また、同じ血液採取でしたが、別項目のCA125の検査も同時に行いました。
CA125の検査は、子宮内膜症の疑いがあるかどうかを調べるものだそうです。
CA125は35.0 U/ml以下ならばOK(子宮内膜症の疑いが低い)なのだそう。

ちなみに、子宮内膜症とは、本来子宮の内側にある内膜が、別の場所で増殖と剥離を繰り返すことを言うそうです。
これがあると不妊が起きやすいと言われているので、この検査を初診時に行いました。

血液検査では何を調べるの?(高温期の血液検査)

私は、初診時とは別日の高温期に、もう一度高温期の血液検査を受けました。
そこでは、
・E2(エストロゲン)
・P4(プロゲステロン)
の二つの値を調べました。

他にも不妊治療を始める前の血液検査で、AMH(抗ミュラー管ホルモン)を調べる場合もあるようです。
しかし、これは2021年当時では、保険外適用。

そのため、私は体外受精を選択することになってから、AMHの値を調べました。

激痛?!卵管造影検査

他には、初診日から日を置いて卵管造影検査というものをしました。

卵管造影検査とは卵管がちゃんと通っているか確認する検査です。
膣からカテーテルを入れて、造影剤を子宮から卵管に送り込んで、それをレントゲンで撮影するという方法で検査しました。

よく卵管造影検査は痛いと言いますが、私の場合ももれなく痛かったです。
先生曰く、不妊で通ってきている方たちが多いから痛いという人が多いらしいです。

卵管造影検査の所要時間は、全部で2時間くらいでした。
費用は健康保険が適用になって、診察、カテーテル、薬で9,100円。

なぜ、不妊治療で、卵管造影検査が必要になるかというと、自然妊娠または人工受精で妊娠するためには、卵管はとっても大事な場所だからです。
卵管が詰まっていたりすると受精卵が子宮に降りてこれず、妊娠できません。
そのため、不妊治療のかなり早い段階で、卵管造影検査が必要になるのです。

卵管造影検査では子宮の先にある卵管がちゃんと始めから終わりまで通っていて
・卵巣から出る卵子がキャッチできそうか
・精子が卵管の先の卵管膨大部まで泳いでいけそうか
・受精卵が卵管を通って子宮に運ばれそうか
を調べます。

この検査は、インパクトの大きなものでしたので、もう少し詳細をご紹介していきます。

卵管造影検査には準備が必要

卵管造影検査を受けるための準備では
・検査の予約
・検査に使うカテーテルの準備
・痛み止めを飲むこと
が必要でした。

決められた時間・時期に予約を取ること

普通の診察と違って、私の通ったクリニックでは卵管造影検査を予約できる時間帯は、平日の午後などと時間が決まっていました

ちょっとのことですが、仕事をしながら通院していると、この一つの検査だけに休みを取る必要があり、これから始まる不妊治療にどれだけの休みを使う必要があるのだろうと、不安になったものです。

そして、生理周期でも、卵管造影検査が受けられる時期も決まっていて、生理が終わって排卵するまでの間に受ける必要があるとのことでした。

排卵後に検査をすると、
・妊娠していた場合でも流産してしまう可能性がある
・造影剤に乗って受精卵が戻されてしまうので、子宮外妊娠をする可能性もある

とのことで必ず決められた時期を守って予約を取るように言われました。

検査に使うカテーテルを最寄りの薬局で買ってくること

私の通っていたクリニックでは、検査に使う膣から子宮まで造影剤を通す長い管(カテーテル)を事前に病院の最寄りの薬局で買って持ってくるように指示を受けました。
なぜ病院で出してくれないのかは分からないのですが、これを買って持っていきました。

ちなみにお値段3,960円。

検査に行く時間がギリギリになりそうだったので、事前に買っておこうと薬局に行ったところ、折れ曲がったりすると使えなくなるから、当日に買ってくださいと言われて売ってもらえませんでした。

確かに購入してみると長さ50cmくらいのシロモノでした。

必要であれば痛み止めを飲んでくること

卵管造影検査は、無麻酔で行うとのことで、「痛そうならば手持ちの痛み止めを飲んできて」と指示を受けました。
痛そうかどうかなんて分からないよ。
と思いますが、過去にクラミジアに感染していたり、子宮内膜症があったりすると痛みがあることが多いのだそう。

痛いのは嫌なので、検査2時間前にロキソニンを飲んで病院へ向かいました。

卵管造影検査の当日の流れ

カテーテルを通す

私の通っていたクリニックでは、卵管造影検査当日は、膣から子宮に造影剤を流すカテーテルを通すところから始まりました。

ちなみに、私の病院では子宮から、てろーんとカテーテルを通している状態で少し待合室で待たされました。
一緒に受けた方は涼しい顔で雑誌を読んでいましたが、
私は重だるい痛みでそれどころではなく、
「早く!早く!」
と心の中で叫びながらも、人前なので、なんとか涼しい顔で宙を眺めてやり過ごしたことを覚えています。

卵管造影剤が注入されていく

その後、レントゲンの台のようなところの上で横になって、通したカテーテルから造影剤が投入されていき検査が始まっていきました。
「おぉ、何やら液体が入って行っている感じがする!」
と感動したのもつかの間、すぐにお腹に重だるい感じが。

下痢の腹痛とか、重めの生理痛とか言う方もいますが、私はそれとはちょっと違うお腹の奥のほうからの鈍い痛みがありました。

今まで人生で2度の手術をした経験がありますが、それよりも普通にしんどくて、普段は痛いとか人前では言わないキャラなのですが、子供のように台の上で
「痛い、痛い、痛い、痛い、いてててて…」
とフォルテッシモで叫んでしまいました。

しかし、私がどんなに痛がろうと先生は造影剤をどんどん流していきます。
その間に右向けとか左向けとかの指示があって、痛みで忘れましたが何やら説明があって、カテーテルが引き抜かれて計5分くらいで検査は終了しました。

検査が終わったころには、満身創痍という感じ。
カテーテルが抜かれれば痛みはなくなるのですが、痛みに耐えるのにものすごいエネルギーを消耗しました。

検査結果の説明

その後、着替えて診察室に呼ばれて先生から検査結果の説明がありました。
よく分からないレントゲン写真を見ると、子宮と思われるところから片方だけ糸のような線が見えました。

これが卵管だそうです。
思ったより、ぐねぐねして細かったのを覚えています。

先生から聞くところによると、左の卵管は詰まっていて映らなかったとのこと。
事態がよく分からず、
「ふーん、そうなんだー」
程度に思っていると、もう一枚のレントゲン写真の画像に。

先生曰く、これは卵管の先にある卵管采といって卵巣から卵子をキャッチするところのレントゲン写真だとのこと。
造影剤を流し続けると、正常ならこうやって白く映るけど、あなたのは通っている右側の先も黒いから通っている卵管の先も癒着を起こしてそうだね。
と言われました。

いきなりの事態に事が呑み込めずにいましたが、先生から詳しい説明はなく、
体外受精を考えたほうがいいとのことで、体外受精に関するリーフレットを手渡されて検査は終了しました。

わりと明るく考えていた不妊検査ですが、問題があると言われて雨のなかどんよりした気持ちで帰宅したのを覚えています。

検査後は感染症への感染を防ぐために、抗生物質が数日間処方されました。

ちなみに、問題がない方は卵管造影検査をすると卵管の通りがよくなって、精子が卵管膨大部に上っていきやすくなり、受精卵も流れやすくなるとのことで、半年くらいは妊娠する確率が増すのだそうです。

私も検査するまでは、そのメリットに期待していましたが、そんな良い状態ではなく、なんともいえない不全感に打ちのめされていました。

男性側のたった一つの検査~精液検査~

男性は不妊治療を始めた時の検査では、たった一つだけ「精液検査」を受けました。
嫌がる男性も多いようなのですが、双方が検査を受けることが必要なので、ここはシリアスにならずに、軽く済ませるのが良さそうです。

私たちが検査をしていたときは、コロナ対策もあって男性は通院できなかったため、
病院から専用のカップをもらって家で採取したあとに病院に持っていくという流れで検査が行われました。

クリニックでこんな感じの容器を渡されて、自宅でこれに採取します。

サイズはツナ缶くらいの大きさで、軟膏を入れるような容器で、第一印象は
「入れにくそう」な容器に回収する必要がありました。

ちなみに精液検査は、正しく値が取れるように5日程度禁欲して採取するように指示を受けました。
採取後は容器に名前などを書いて、遮光するためアルミホイルでくるんで
採取から3時間以内に、妻が通院の際にクリニックに持ってきました。

他の方の情報などを見ると温めて持っていくなどがありますが、
私は病院からけっして温めて持ってこないように指示を受けました。

ちなみに検査費用は健康保険が適用になって1,580円でした。

精液検査では以下の4つを調べました。私の病院で渡された基準値は右側に記載しています。
・液量     1.5ml
・数      15×10⁶/ml
・運動率    40%
・正常形態率  4%
正常形態率が、基準値よりも低い場合でも、数が多ければ問題ないと、先生からは説明を受けました。





不妊治療を始める前の検査まとめ

以上が、私たちイチアラフォー夫婦が不妊治療を始める前に受けた検査になります。
クリニックによっては、もっと詳細に調べるところもあるようなので、詳細はかかりつけのクリニックにご相談ください。

私たちが受けた検査をまとめると

・女性
 低温期血液検査/CA125
 おりもの検査
 高温期血液検査
 卵管造影検査
・男性
 精液検査
となりました。

かかった期間は約2か月でした。
この記事が、これから不妊治療を始める方の参考になれば幸いです。



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