【不妊治療体験ブログ】不妊治療とは?ざっくり紹介
不妊治療に興味があるけれど、何をするのだろう?
私たちも、そんな気持ちを持ちながら治療を始めました。
しかし、治療が始まると、想定以上の時間やお金がかかったことも。
そこで、これから不妊治療を始める方のために、不妊治療とは何をするのか、アラフォー夫婦が経験した内容でざっくりとご紹介します。
目次
不妊治療の種類はざっくり4つ
不妊治療とは何をしたっけ?
不妊治療は
①検査 ②タイミング療法 ③人工受精 ④体外受精
の4種類があったわよ。
不妊治療と言っても大きく分けて
①検査 ②タイミング療法 ③人工受精 ④体外受精 の4つの治療がありました。
この4つのうち、2021年時点で保険適用の範囲だったのは、タイミング療法まで。
検査も初期の検査は保険適用でしたが、体外受精に向けた検査は自費治療でした。
私たち夫婦は、何がなんでも子供が欲しい!というタイプではありませんでした。
すっかりアラフォーだし、検査だけでもと軽い気持ちで不妊クリニックへ行ったのがきっかけです。
しかし、検査の結果が良くなく、保険適用範囲のタイミング法の失敗を繰り返すにつれて、気が付いたら最終体外受精へとステップアップ。
結果として、約半年の間にタイミング法3回、体外受精2回(移植2回)を経験しました。
不妊の原因を探る検査とは?
不妊の原因を探る検査では何をしたんだっけ?
①低温期の血液検査
②高温期の血液検査
③卵管造影検査
をしたよ。
あなたは、精液検査をしたわよね。
不妊クリニックに行くと、まず検査が始まりました。
様々な検査を通じて、不妊の原因を明らかにしていくためです。
女性は生理周期の事情がありますので、検査は一日では終わりません。
そのため、私は、低温期の血液検査、卵管造影検査、高温期の血液検査の計3回、検査のために通院しました。
そして、検査をしたら検査結果を聞きに行くので、なんだかんだと通院回数が増える…
一方、夫は精液検査のみ。
家で採取して、嫁がクリニックに持っていくという形で検査は終了。
コロナの影響もありましたが、夫がクリニックに行くことは一度もありませんでした。
不妊治療のステップって何?
検査した後は何をしていくんだっけ?
タイミング法
人工受精
体外受精
のいずれかを選んで治療していったわ。
どのステップを選ぶかはどうやって決めたの?
検査結果によって、先生から推奨があるけれど、
自分たちで判断して決める必要があったよ。
不妊治療には、タイミング法、人工受精、体外受精の3つのステップがあります。
不妊治療を開始するにあたって、どの治療が効果的かは、もちろん先生からアドバイスがありました。
私たちの場合は、3回くらいタイミング法を試して、結果が出なければ、体外受精をしたほうが良いと勧められました。
人工受精や体外受精が健康保険が適用にならず、自費治療なこともあると思いますが、
「次がだめだったら体外受精にステップアップしましょう」
とはクリニックは言いません。
あくまでも、夫婦の意志で決めて治療を選んでいく必要がありました。
不妊治療の第1ステップ タイミング法とは?
タイミング法って何をするの?
簡単に言うと
排卵日を特定してタイミングを取ることを言うのよ。
不妊治療の第1ステップはタイミング法です。
タイミング法とは、排卵日を特定して性行為することで、妊娠することを目指した治療でした。
自然妊娠とメカニズムは変わらないので、治療へのハードルは高くないと考えがちです。
しかし、タイミング法では薬を飲んだり、注射を打ったりと想定外のことが多くありました。
また、通院回数も多く、通院する女性の時間的拘束や、身体的負担も考慮が必要でした。
つまり、一般的にルナルナなどのアプリで排卵日を特定してタイミングを取るとは大違いということです。
我慢できないほどではないけれど、主に治療を受ける奥様への
「ありがとう」「悪いね」
の一言は絶対に必要な治療だと思った次第でした。
不妊治療の第2ステップ 人工受精とは?
人工受精ってどんな治療なの?
簡単に言うと、
性行為で精子を子宮に送りこむ代わりに、
精子を別に集めて子宮まで人工的に送り届けることを言うよ。
不妊治療の第2ステップは人工受精です。
第2ステップというと皆が通る道と思いがちですが、人工受精を選択しない人もいます。
人工受精は、女性の体内に受精しやすいように性行為ではなく人工的に精子を送りこむことをいいます。
つまり、人工受精を選択するためには、卵子が子宮まで自力で送りこまれていることが必要です。
私のように卵管が詰まっていたりする場合は、精子を送りこんでも卵管を通って卵子と受精できないので、意味がない治療になってしまいます。
不妊治療の最終ステップ 体外受精とは?
体外受精ってどんな治療だったの?
卵子を卵巣でたくさん育てて、
それを手術で体の外に出して、
精子と合わせて受精させて、
お腹の中に戻す治療だったよ。
不妊治療の第3ステップは体外受精です。
現在、この先の治療はないので、体外受精が最終ステップということになります。
私が経験した体外受精は3つのステップに分かれていました。
① 採卵
② 受精卵ができる
③ 移植する
体外受精では、一度にたくさんの卵子を採ることが一般的です。
そのため、卵巣を注射や薬で刺激して、たくさんの卵子を育てていきました。
そして、卵子が十分に育ったころに、膣から針を刺して、卵子を体の外に吸いだします。
そして、精子と受精させて、受精卵になります。
その後、受精卵を少し体の外で培養して育てます。
そして、最終的に子宮に戻す(これを移植という)という流れで治療は成り立っていました。
2021年当時、体外受精は健康保険の適用外。
百万円弱の費用と、約3か月の年月が必要な治療でした。
体外受精は、精神的、金銭的、肉体的に負担の大きい治療であったことは間違いありません。
まとめ
以上が、非常にざっくりとした不妊治療の流れでした。
まとめると、不妊治療には大きく分けて4つ
① 検査
② タイミング法
③ 人工受精
④ 体外受精
があります。
①検査
検査では、不妊の原因を明らかにしていくために、男性・女性ともに検査を受けました。
②タイミング法
注射や薬を使いながら、排卵日を特定して、性行為をして妊娠を目指しました。
③人工受精
子宮に精子を人工的に送り込むことで、卵子が卵巣まで降りてくることが必要な治療でした。
(私は選択せず)
④体外受精
卵子をたくさん育てて、膣から卵巣に針を刺して卵子を取り出し、受精させて培養させた後、子宮に戻すという治療でした。
個人によって治療の内容は、少し違うかもしれませんが、以上がざっくりとした治療の流れです。
それぞれの治療の詳細については、以下の記事もご参考にしてください。
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