【不妊治療体験ブログ】体外受精って未婚でもできるの?

2022年4月13日

【不妊治療体験ブログ】体外受精って未婚でもできるの?

結婚という法的な手続きをふんでいない方でも、不妊治療に興味のある方は多いと思います。

法的な手続きをするには時間もかかる。
結婚という手続きをふまなくてもいいと思っている。
だけど子供はほしい。

そう考えても、まったくおかしなことではない時代です。

この記事では、未婚で体外受精をしたいと思ったときに、未婚でも体外受精ができるのか
アラフォー夫婦の不妊治療体験から紹介していきます。

不妊の原因を明らかにする検査は未婚でも可能

私自身、不妊クリニックに通い始めたころは、様々な手続きが滞っており、未婚の状態でした。

不妊クリニックに通い始めると、まずは不妊の原因を明らかにする検査から始まります。

その際は、未婚だからといって血液検査や卵管造影検査を受けられないということはなく
健康保険が適用になる検査は、健康保険が適用になり、検査を受けることができました

不妊の原因を明らかにする検査の詳細は↓の記事をご覧ください。

タイミング法も未婚でも可能

検査の次に私が不妊クリニックで受けた治療はタイミング法でした。

タイミング法は健康保険が適用になる不妊治療ですが、こちらも婚姻証明の提出などは不要

というのも、タイミング法で分かるのはもっとも妊娠しやすい日だけですので
実際にタイミング(性交渉)するのは自分次第。

たとえ未婚の状態で妊娠したとしても、病院側に責任はないと言えるのでしょう。

ここまでは、未婚でも受けられた治療でした。

タイミング法の治療内容については↓の記事をご覧ください。

体外受精前には婚姻確認が必要

その後、私たちは体外受精へと進んでいきましたが、ここから急に厳格になりました。

まず治療をはじめるにあたっては法的に婚姻関係にあるか、事実婚関係にあるかが必要になるとのこと。

さらに様々な誓約書や書類を提出する必要がありました。

その中で、戸籍謄本と住民票も必要となりました。
すぐには、戸籍謄本も住民票も準備ができないことを伝えましたが、

「採卵前までには必ず持ってきてください」
と病院から強く念押しをされました。
もし、採卵前にこれらの書類がない場合は、どれだけお金をかけて採卵の準備をしたとしても
採卵中止になります」
と口を酸っぱくして言われました。



事実婚は事実婚状態が確認できればOK

私が治療を行ったクリニックでは、法的に結婚していない事実婚の状態でも、
事実婚の状態が確認できれば体外受精は行ってもらえるということでした。

ただし事実婚の場合は以下の2点を満たしていることが必要とのこと。

  • 戸籍謄本で事実婚同士の二人以外との婚姻関係がないことを証明できること
  • 住民票で同一世帯であることが確認できること

同一世帯になくとも、事実婚している場合はもしかしたらその他の書類で認めてもらえる可能性もあるかもしれません。



体外受精になぜ法的な婚姻関係や事実婚関係が必要なのか

これはまったくの主観ですが、病院側も訴訟をとても怖れている感覚を治療を受けていて感じました。

例えば妻子ある男性との体外受精を病院が取り扱ってしまった場合、
不法行為の助けを医療機関がしてしまったことになります。

こうなると慰謝料が請求される可能性もあり、こうしたことを医療機関は怖れているため
法的な婚姻関係や事実婚関係の確認を厳格に行っているという印象を受けました。

事実婚の場合でも助成金は受けられる?

日本での不妊治療当時の住まいは横浜市でしたが、横浜市の不妊治療の助成金の申請書には
事実婚の場合の必要な提出書類に関する記載がありましたので
事実婚でも助成金は受けられるようでした。

私たちは、助成金申請時点では法的に結婚していましたので、戸籍謄本や住民票の提出は不要でしたが
事実婚の場合は、戸籍謄本や住民票の提出が必要と記載がありました。

法的に婚姻している場合の手続きは、それほどややこしくはありませんでしたが、
事実婚の場合は、提出書類が増えややこしくなっていく印象を受けました。



【まとめ】未婚でも体外受精を受けることはできるのか

以上がアラフォー夫婦が経験した中で、未婚でも体外受精を受けることができるのかのレポートでした。
まとめると以下の通りとなります。

  • 不妊の原因を明らかにする検査は未婚でも実施可能
  • タイミング法も未婚でも実施可能
  • 体外受精には法的な婚姻関係や事実婚関係が必要
  • 法的な婚姻関係や事実婚関係は戸籍謄本や住民票で確認される

この記事がこれから妊活・不妊治療を始める方の参考になれば幸いです。



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